本編に入る前に、再度お礼を。
STYさん、JSHさん、TRKさん、皆さんありがとうございました!
前回の続きから。
緩い登りを皆でのんびりと走っていた。
のんびりとはいえ、少しずつばらけ、後続とは少し離れていた。
登り終えると、左カーブ。
続く右カーブの前に道路を横切るグレーチング。
タイヤが滑らないように、車体を垂直にして道路の中央付近から進入。
すると突然、ハンドル越しに感じていた地面の感触が無くなった。
一瞬の間をおいて、頭に鈍い衝撃。
何が起きたか全くわからなかった。
道路に仰向けになっていたので、体を起こす。
ようやく自分が落車したことを認識した。
道路の中央で落車したので、歩いて道路脇へ。
座っておくように指示され、その場に座り込んだ。
自転車やボトル、サングラスは皆が回収してくれた。
その場で確認した怪我は、手足身体には傷無し。
自分では見えなかったけど、額に軽い擦過傷。
後は周りを見ようと首を動かすと痛みがあった。
フレームはトップチューブとダウンチューブに大きな亀裂。
フロントホイールは振れていて、リムの一部がへこんでいた。
衝撃を受けたヘルメットは、前側部分が砕けていた。
座り込んでいたので自分では確認できていないけど、落車の原因はグレーチングの隙間。
横に並んだ格子状のグレーチングの間にタイヤ幅程度の隙間があったらしい。
溝から伸びた雑草が、その隙間を隠していて、近くで見ても分からないぐらいだったらしい。
そこにフロントタイヤが完全に嵌ってしまい、前方に投げ出されたらしい。
STYさんが救急車を手配してくださり、数人で救急車を待った。
山の中だったので、到着までに時間がかかった。
病院では、頭から胸あたりまでのCTスキャンを受けた。
CTのベッドへ移動するため身体を起こすと、首の下らへんが痛かった。
CT後に来た看護婦さんが、急に首をいたわるような言動に変わり、首にコルセットを巻いてくれた。
起き上がってしまえば、痛みはない。
そのまま車椅子に移って、検査結果を聞く。
脳内での出血や頸髄の損傷は、幸いなし。
でも、首の骨4番目と5番目の背中側トゲトゲ(?)部分が「折れてますね」とのこと...
病院まで来てくれていたSTYさん、JSHさん、TRKさんのところへ行き、結果を報告。
小田原まで車で来ていたTRKさんにお願いして、戸塚の自宅までドライブしていただいた。
翌日、最寄りの病院にて診察。
「一般に言う、ひびですね」と言われた。
確認すると、医者の中では「ひび」という状態はなく、「亀裂骨折」と言うらしい。
少し安心したものの治るまでの期間は1~2ヶ月。
すぐ経過するだろうと思っていたけど、仕事以外にすることがない日常は、1日1日が長い。
最初の1週間は1ヶ月のように感じた。
今、ようやく4週間が経過。
骨の状態は良いみたいだけど、まだまだ続く...
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